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エミリー三部作
ルーシーモンゴメリーといえば、「赤毛のアンシリーズ」ですね。
アンの世界をあまりにも愛していた私にとって、彼女の他の作品を読むということは、今まで抵抗があってできませんでしたが、モンゴメリーの自伝的な作品がエミリー三部作だということなので、
読んでみることにしたのです。



「可愛いエミリー」、「エミリーはのぼる」、「エミリの求めるもの」の三冊です。
「赤毛のアンシリーズ」に比べると、より現実的で変化のない日常生活を綴っていますが、
それでも物語にひきこまれていけるのは、人物の描写や、自然の情景がリアルで、実際に
起こった出来事のように感じられるからなのだと思います。



「可愛いエミリー」はエミリーが10才から13才までのお話。
  作者モンゴメリーは1才時に母を亡くし、再婚した父の元でまま母のいじめに耐えきれずに父の家を離れて、厳格な祖父母の元で暮らします。
エミリーもまた母を亡くし、父も10才の時に病死して孤児となります。
   そして厳しい性格の伯母エリザベスに引き取られ、一緒に生活します。
その10才から13才までの生活がこの本に綴られています。
厳しい祖父母の元で育つことが想像力豊な文学少女モンゴメリを生んだとすればエミリーもまたエリザベス伯母の元で想像力の翼を広げました。

   舞台はやはり故郷のプリンスエドワード島、ニュームーン農場という
自然の美しいところです。優しいローラ伯母、いとこのジミー、友達の
テディ、イルゼ、ペリーなどと共に次第に暮らしになじんでいきます。


そして、「エミリーはのぼる」へ・・・13才から17才まで、

ちょうど中学から高校くらいまででしょうか。
14才の誕生日にエミリーは10年後の「24歳の私」に宛てて
手紙を書きます。この頃からエミリーは文学の道を志しています。
友達のイルゼ、テディ、ペリーらと共にシュルーズベリー高校に入学し、
厳しく冷たいルーズ伯母の家でのストレスの多い下宿生活の中
親友のイルゼとの楽しい会話、テディとのロマンス、学校生活の
合間の作家になるための作品作りなどで、青春を謳歌します。
文章を綴ることがいつの時にもエミリーの救いとなっています。
詩の投稿などが少しずつ出版社で採用されるようになり、地道な
努力が徐々に実っていきますが、名のある女流記者からのニューヨーク
への誘いを断ってしまいます。彼女は結局愛するプリンスエドワード島から離れることが出来ません。ここに作者モンゴメリの故郷を離れた
寂しさ、不甲斐なさを払拭したい気持ちが込められているようです。



   「エミリーの求めるもの」は17才から24才まで、高校卒業後の
エミリーの生活、ロマンスなどが中心に描かれています。   
ここではエミリーがいとこのアンドルー、父の友達のディーン、
友達のペリー等周りの男性から次々とプロポーズされ、魅力の
ある女性として成長していったことが描かれています。
これは実際に作者のモンゴメリーもとても男性から愛され
幾人もの人からプロポーズされたことを反映しているようです。
けれど、エミリーにとって皮肉なことに、彼女が心から愛している
テディはプロポーズをせずに、その上小さな誤解と感情の行き違いから親友のイルゼと婚約、結婚寸前までいくことになるのです。
もちろん作者のモンゴメリは主人公を悲劇のヒロインで終わらせる
ようなことはせずに、最後はテディと心を通わせてハッピーエンドと
なります。

エミリーシリーズでは、モンゴメリの内面をより深く理解することが出来ました。
エミリーはアンほどに、明るくおしゃべりではありませんが、与えられた環境の中で
精一杯自分らしく生きる、ということにおいては同じでした。
アンは自分のギルバートへの思いに気づきませんでしたが、エミリーはテディへの一途の思いを
抱き続け、最後に実らせることが出来ます。結局エミリーは、テディとの幸せな結婚を望んで
いたのです。難しい理屈は存在せず、一番大切なものを手に入れることができたということです。



     


  
これらの写真で見てもわかるように、モンゴメリはとても目鼻立ちの整った美しい人でした。
その上、聡明で性格も明るくしっかり していたのですから、もてないわけはありませんよね。
モンゴメリの心の陰はその寂しい生い立ちから始まり、厳格で話の通じない祖父母の元で
孤独に育ったこと、女教師からの執拗ないじめ等が原点のようです。
異性から好かれるということも、深い心の陰を持つモンゴメリにとっては、とるに足らないこと
だったのかもしれません。

エミリー三部作はアンシリーズのように明るく楽しいエピソードが満載の内容ではありませんが、
心の深い部分が共鳴できるような作品でした。
モンゴメリはこの他にもいくつか小説を書き、生涯に20作の小説を書いたそうです。
私はこの人生が終わるまでに、モンゴメリの作品をすべて読もうと思います。
後7冊ですから、たいしたことはないのですけれど、人生がいつ終わるかはわかりませんものね。

最近は、局地的な豪雨で、被害が出ているところも少なくないようです。
雨の範囲がせまくて、時間も短いので予測がつかなくて、翻弄されてしまいますね。
不安定な天候のせいか、この2、3日、体調が悪く風邪気味で、頭が重いです。
皆様もどうぞ、急な気温の変化などで、体調を崩されたりなさいませんように。

この記事は極めて自己満足の要素が強いという判断のもとに、コメント欄は閉じさせていただきます。






























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